身近なニュースだけでなく遠い国の出来事にも関心を寄せることの意味を、私はこの時初めて身を持って知りました。救われず苦しんでいる人がいると、その存在を知ってもらえてるだけで心が救われる思いをしたのです。

戦争、飢餓、災害…世界中で常に悲惨な事が起こる中、何もできない自分に苦しむこともあると思いますが、関心を寄せ、忘れずにいるだけでも、それは「出来ること」のひとつだと私は思っています。

今、能登半島地震で何が起きているのか、被災された方が何に困っているのか、何人の方が大切な人を失っているのか……復興した様子や被災された方々の笑顔が見られる日まで心を寄せ、そしていつか遠い話となっても忘れずにいたいと思っています。