日本の田舎で生まれ育って、帰化した方や国際結婚の家庭が周囲にいない環境で育った私は(その存在を知っていたのに)国籍=人種だと無意識に思っていました。でもきっとどこの国の人もそう思ってるからこそ「〇〇人らしい人」がミスコンの代表に選ばれて来たのだと思います。

私がオーストラリアにいた翌年の2018年、オーストラリアで初めてアジア系女性がオーストラリア代表に選ばれ、去年はアジア系アメリカ人が世界大会で優勝しました。そして私がオーストラリアで「国籍は人種を表すものではない」と学んでから7年、今年はついに帰化したウクライナ出身の女性がミス日本に選ばれました。

容姿を比べて競うなんてもう時代遅れとの捉え方もありますが、どの人がどの国の代表かわからなくなり、背の低い人や太った人や、ハンディキャップを持った人やトランスジェンダーの人が優勝して「美の基準は多様だからやる意味がない」と誰もが本当にそう思うくらいまでやったら良いと私は思います。