※この記事は「アキニッキ」本編ではありません。

皆さん、こんにちは! タイトルで驚かれた方、すいません。ご覧の通り、政治家になりたいのは私ではないです。

「世の中を変えたい。」

本気でそう思っても、なかなか行動に移せない。何をしていいかわからない。なんなら正解が何かもわからないという人も多いと思います。私もその一人です。

そこで今回は、私の友人であり、4月の統一地方選挙で延岡市議会議員選挙への挑戦を予定しているはらだいくみさんに「女性が政治参加すること」について話を聞いてみたので、漫画を交えてできるだけ楽しくお届けします!

この写真、いくちゃんらしくて好き!

まず初めに、原田いくみさん……というとなんだかお堅いので普段通り「いくちゃん」と呼ばせて頂きます。いくちゃんは、ハッキリ言って「政治家になりそうな人」ではありません。面白くて明るくて、ほんわかしたおっちょこちょいのひょうきん者で、なんてったって私と同じく美術系の人! キャリア志向で頭脳明晰な強い女性政治家のイメージとは正反対。(ごめんいくちゃん)

自分に「ぐうたらこ」というペンネームを付けるような彼女が、どうして政治家にチャレンジしようと思ったのか、興奮気味に聞いてみました。

いくちゃんのブログはこちら「子育てってなんだよ(楽)」

亜紀「なるほど。じゃあ不妊治療の経験をブログで発信し始めたことが入りだったってこと?」

いくみ「え〜っと、いや、もっと前から言うと、Twitterでフェミニズムという概念に触れたことかなぁ。」

亜紀「いくちゃんのTwitterアカウント教えて〜。えっ、のフォロワー1.4万人もいるの!? すごい!」

亜紀「最初は人に押し付けようとしてたんかい! ……わかる!! わかりすぎる! 大変そうだし、なんか怖い。」

いくみ「ですよね〜(笑) 私も最初は政治家になるつもりなんて全くなくて、ただ市民活動についてもっと勉強したくて男女共同参画センターに行っただけだもの。」

亜紀「男女共同参画センター…。何それ、めっちゃ怖そう。」

いくみ「いやいや! そもそも、DV被害とか自立支援の相談に乗ってくれる、女性の為の施設なのよ! フェミニズムの資料とかも沢山あって、本当に親切にアドバイスくれるよ。」

亜紀「NHK特集の「見捨てられるのが怖い」10歳で生理の貧困になった私、読んだよ。いくちゃんは不妊治療や発達障害だけじゃなく、母子家庭、ネグレクト、生理の貧困も経験してるんだね。知らなかったよ。

不自由なく育った私も、男性政治家と同じように悪意のない無理解者になってしまっていたかも。どんなに考えてもわからない事だからこそ、伝えるお手伝いさせてね。

それで、いくちゃんは政治家になったら、どんなことをしたいの?」

いくみ「こどもの為の政策をすすめたいんだ。 少子化、子どもの貧困、発達障害などの生きにくさ、虐待やいじめ、学校に行けないとか、子供たちが自分に自信を持てなくなる環境をなくしたい。

女性の問題が「男性社会の問題」でもあるのと同様に、子どもに起きている問題も「大人の問題」 。だって、子ども達に安心を届けるには、結局大人の環境もよくしていく必要があるじゃない?

生理用品の設置は私の悲願ではあるけれど、それはきっかけであって、物をおいて解決ではなく、知識の貧困をなくす為に「包括的性教育」を広めていきたいと思ってるんだ。

その他にも…、とにかくやりたいことが沢山! チラシを見て!」

亜紀「うんうん。私には子供はいないけど、よくわかるよ。だって私は、子供を含めた母親の環境の悪さを見て、子供が欲しくないって思うようになっちゃってたんだもん。その他の目標についても聞きたいこと沢山あるけど長くなっちゃうから、次!

一番気になってることなんだけど、最近発表された都道府県版ジェンダーギャップ指数で、宮崎県は政治分野で最下位! 正直、今でも男尊女卑が色濃く残る地域での出馬って結構勇気いったんじゃない?」

いくみ「う〜ん、そうねぇ。男性が女性の進出を阻んでるって感じる場面は見かけたことはないんだけど、宮崎って元気な女性が多い割に、大事な場面では男性に譲るって人が多いように感じる。何故なのかはちょっと私にはわからないんだけど。」

亜紀「あ〜〜〜〜〜〜〜それね、私はわかるよ。私個人の体験だからみんなに当てはまるかどうかはわからないけど、いろんな場面で「女は出しゃばるな」って言われて育って来たよ。例えば、男子より成績がいい女子がいても、みんなをまとめる力がある女子がいても、委員長や代表は絶対男子。男子を立てる、男子のご機嫌を伺ってお膳立てしてあげることが良い事だと、私も関東に出るまで思ってたよ。秋田はどうだった?」

いくみ「秋田も同じように感じたな。東北も九州も「女の子なら身だしなみを綺麗に」とか「はしゃぐとみっともない」とか、なにかと言動をジャッジされがち。女性は目立つ事に不安を感じちゃうよね。幸い私には「やりたいことをやったらいい」と応援してくれている夫がいて、先に出馬していた友人がいて、さらに宮崎で先に議員活動している女性議員に「議員になったらいいのに」とすすめられたことが大きな後押しになったんだよね。」

いくみ「私は政治をサークル活動くらい気軽に挑戦できるものになったらいいなと思っているんだ。仕事として軽く見ているわけでも税金をいただく仕事だという責任をなめているわけでもなく、気軽にチャレンジして結果的に魅力的な人が当選して、市民を大切にできる人が残れたらいい。そうしないと、いつまでも女性や若者が挑戦できないと思うの。

政治は大それたものという気持ちが政治を遠くしていると思うから、やってみたいなと思ったら「えいや」と飛び越えられるハードルであって欲しい!」

亜紀「いくちゃん、忙しい中話を聞かせてくれて本当にありがとう。最後に、少しでも政治に関わりたい、社会を変えたいと思っている女性へのアドバイスをもらえるかな。」

いくみ「まずは、自分が住んでる地域で活動してる尊敬できる女性を探してみてほしい! NPOで女性の支援をしている方、子ども食堂をしている方、女性政治家、起業家、おもしろい市民活動をしている方、反戦の読みかせをしている方、などなど。勇気を出して相談してみるのがお勧め! 私もいろいろな先輩の話を聞いた経験がチャレンジの種になったよ。

あと、やっぱり男女参画共同センターに行くこと! セミナーや交流会、女性の先輩メンターの派遣、フェミニズム関係や性教育の書籍貸し出しもあるので、相談してみるといいかも。

もっと気軽に出来る活動としては、選挙や政治に対する空気を変える発信をしてみることかな。選挙が近くなったら「あと少しだね、楽しみ!」とか、応援する人の考えを「こんな意見が好き」と推しアイドルみたいに紹介するとか。選挙に対してポジティブな発信をしたら、もっと政治に対するタブー感を減らせると思うんだ。

そんなわけで、まとめると、

①近くの素敵な人探し
②男女共同参画センター
③政治の押し活発信をする

などかな。」

亜紀「なるほど〜! じゃあ私のこれは、③の押し活ですな♪ 」

ということで、いくちゃんこと原田いくみさんに「女性が政治にチャレンジすること」について、女子トークしてみました!

生まれも育った環境も今の生活の中心も全く違うけど、同じ年、同じ美術系、同じ女性で同じ宮崎県延岡市に住んでいた私たち。10年ぶりに連絡を取り合って、社会を良くしたいという同じ気持ちでこうして一緒に発信出来ることを本当に嬉しく思います。

この記事が、少しでも誰かの役に立てますように。

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はらだいくみ
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