ついにプロポーズを受けたアキ! 恋愛漫画ならここでハッピーエンドなのかもしれませんが、現実の結婚はそこからが大変! 歳の差、苗字、子供は? アラサーとアラフォーのリアルな結婚を描きます。

第32話「結婚記念日」

つい数日前までユウに結婚する気があるのかどうかと悩んでいたのが嘘みたいな急展開! 結婚記念日には特にこだわりがなかったから、覚えやすいしイベントごと減らせるし、面倒くさがり屋の私には嬉しい提案。お互いの誕生日だけ祝えば良い上に、ユウの誕生日は二人のお祝いって事になるから特別頑張らなくて良いし…おススメです(笑)

第33話「海外入籍」

結婚プレッシャー後遺症って(勝手に名付けましたが)、結構後引きませんか? 10年近く味わった「30代未婚女性」に対するあらゆる方向からの差別や人格否定による心の傷は、未だ癒えてない気がします。

第34話「ユウのご両親」

私の両親の話はよくしていたのですが、この時までユウの両親についてはそんなに話を聞いたことがありませんでした。男の子はそんなものかと思っていたのですが、まさか付き合う前に私の話をしていたとは。ピッチピチの20代の息子を何度も振ったアラフォー女…印象悪すぎでしょ〜😂(笑)でも、ユウがサッカー選手になる事を応援してくれているご両親なら、私が少々(実際にはかなり)変わった生き方をしていても理解を示してくれるのでは無いかと、勝手に確信していました。

第35話「結婚のご挨拶」

オンラインとは言え一応大事な行事なので、ユウも私も白シャツを着て挑んだのですが、うちの両親はめちゃくちゃ普段着でした(笑) それを見て私は気が抜けてしまったのですが、ユウはガッチガチに緊張していて(よく考えたら顔を見るのも話すのも初めてだから当たり前ですが)、電話が終わった後は汗びっしょりで、何故か号泣していました。この頃はオンラインで結婚のご挨拶なんてあり得ない話でしたが、今なら驚かれないのかも??

第36話「確認事項」

ユウは金遣いが荒いわけでも無いし、何の躊躇いもなくタイのお寺でお祈りをしていたので全く心配はしていなかったのですが、一応聞いてみました。そして、ラストの質問…これはオリジナルです(笑) 借金と信仰は、結婚後にわかったら困る事、第一位&第二位と、何かで見聞きしたことがあったのですが、皆さんは結婚前にこういった確認はしましたか? ちなみに、親からは「タバコ、酒癖、宗教、借金」には自身も気をつけろと小さい頃から言われていました。

第37話「同じ理由」

お互いの苗字を変えたくない理由を並べたら、同じというより私の方が断然多く、当たり前に私が変える事には納得がいきませんでした。でも、起業したり妹が結婚する前だったらそこまでこだわりはなかったのかしら。うーん、でもそもそも結婚願望が無かったからなぁ…。妹が結婚して苗字が変わったときは寂しかったけど、アキとユキという繋がりのある名前にしてくれた事を親に感謝しました。

第38話「夫婦別姓」

長い間結婚願望がなかったとは言え、なぜ夫婦別姓が出来ると信じて疑わなかったのか…自分でも不思議です。だけど、私の友人(女性)にも、未婚既婚に関わらず私と同じく今は別姓を選べると思っている人がチラホラいました(笑)

第39話「日本人だから」

この漫画を書くにあたって調べてみたら、去年、NYで別姓のまま結婚した映画監督の想田和弘さんと映画プロデューサーの柏木規与子さん夫妻が国に婚姻関係の確認を求めた訴訟で、戸籍への記載は却下されたものの、二人の別姓結婚が「事実婚」ではなく「法律婚」であると認められたそうです。これによって、同性婚が認められている国での婚姻も同様に「法律婚」として日本でも認められる事になるのではないかと考えられるそうです。すごい! でももし、私たちが結婚する時にこの事実を知っていたとしても、外国法での結婚を選ぶ選択はしなかったと思います。私たちの海外生活はどこの国も一時的なもので、拠点はやはり日本にあるという意識だったのと、ユウの海外移籍に着いていく為のビザの手続きがややこしくなるからです。※戸籍制度や外国法のみでの婚姻についてはネットで調べた程度の情報なので、もし間違っていたらコメント欄にて教えて頂けたら嬉しいです!

第40話「特殊格」

私が名前を変えたくない最大の理由が「仕事」だったので、仕事運が良くなるというこの説得はどストライクでした(笑) 100%納得していたかと言えば違いますが、平和に結婚するために改姓する理由を自分の中に見つけたかったんですよね。。。という事で、私の中でこの改姓は仕事運を良くするために芸名を変えるような感覚だったので、基本的に活動名は新しい姓を使い、状況に応じて下の名前だけにしたり旧姓を併記したりしています。とはいえ、余程仕事運を上げたいんでしょうね…旧姓だけの表記を避けている自分に笑えます(笑) 苗字を変えてもうすぐ丸5年。姓名判断に書いてあった通り、浮き沈みが激しい人生から合理的で堅実に行動できるようになり、仕事も結婚前より順調! 名前が表に出してもらえた時にはユウの両親にも喜んでもらえて私も嬉しいし、今のところ改姓は私にとって大成功だったと言えます。改姓をしたくない理由は人それぞれですが、パートナーが改姓してくれず別姓も認められない以上、幸せな気持ちになれる方法を自分たちで見つけるしかないのかなと思います。

第41話「苗字の価値」

40年以上父の苗字を名乗っていても、母の意識の中では旧姓が「自分の苗字」なんですね。母の親や男兄弟はその苗字なのだから当たり前と言えば当たり前なんだけど、私にとっては母も「同じ苗字」のつもりだったので驚きました。母も、祖母も、曾祖母も「自分の苗字」を失って来ているんですよね。明治31年に同姓制度が取り入れられてからの私たち女性には出生を表す「姓」を持つことに、意味なんて与えられてなかったのかもしれないなぁ。いや、それからたった約30年前の明治3年まで平民は苗字の使用を許可されてなかったわけで…と考えていたら、姓なんて本当にどうでも良くなりました(笑) ということで、苗字には拘らず両親からもらった名前を大切にしたいと思います。