第50話「親の前」

いよいよユウのご両親とご対面!と、その前に……初めてユウから手を振り払われ何気にショックだったこの日。うちは家族同士で普段から手を繋いだり腕を組んだりハグしたりほっぺを合わせたりするので(ここ2年はなるべくやめていますが)、同じ様に彼氏と接しても親もそれを気にかけないのが普通だと思っていました。それがあまり一般的じゃない事を学生の頃は全くわかっていなくて、仲良くなるとつい距離が近くなってしまい、気持ち悪がられたり嫌がられたり、怒られたり…。さすがに今は他人との普通の距離感が掴める様になっては来ましたが、やっぱり仲の良い人とはスキンシップ多め(笑) 付き合いが長くなるとどんなに気を遣ってもきっとボロがでる&我慢が苦手なので、普段通りにしたいとユウに伝えてみたら…。つづく

第51話「マザコン⁈」

ついにご両親と初対面! 仲良く手を繋いで登場した私たち(笑) 何か言われるかなと思うよりも先にユウのお母さんを見てびっくり! うちのお母さんの10年前にそっくり!! (※私とユウが11歳離れているので、親も約10歳差。) そして私と母も顔が似ているので、私とお義母さんも似ている=ユウは自分のお母さんの顔が好み=マザコン⁈ と、緊張の余り変な思考回路になっていました(笑) よく考えたら、ユウもユウのお母さんにそっくりなので、私とユウの顔も似てるって事なんですよね😂夫婦は顔が似てくると言うけれど、最初から似ていたのかな?(笑)

第52話「全然違う」

今はSNSを通して色々な家庭や夫婦のあり方を知る事ができて、自分の育った環境と他を見比べる事が出来ますが、数年前までは体験しない限りは他の家庭の雰囲気をリアルに知ることは出来ませんでしたよね。なので、ユウの両親がそれまでに私が実際に見た事のある親世代の夫婦像とは全く違っていて、本当に驚かされました。これって地域の違い? 世代の違い? とにかく衝撃的でした。

第53話「ダブルデート?」

お父さんがお母さんを大切にしている様子を見て育ったら、息子は自然と彼女や妻を大切にする様になるのね!? と、ユウの両親を見て感動。私はそれまで、男の人って付き合うまではお姫様の様に扱ってくれるけど付き合うと数ヶ月で友達以下になって、結婚したら家政婦の様に扱われると思っていたので、ユウが私に優しいのも結婚するまでだろうと、実は心のどこかで危惧していました。ユウの両親の関係性を見て、私たちもこうなれるのかも!と、長い結婚生活に希望の光が刺したした瞬間でした。現在、結婚して5年が経ちますが、結婚する前よりもさらに思いやりと愛情を感じさせてもらっています💓 そしてその度に、「お義父さまありがとうございます」と思っています(笑)

第54話「パン派コメ派」

この程度でも、私の両親には冗談(ツッコミやいじり)が通じません。例えお酒を飲んでいようが、会話が盛り上がっていようが、他人を揶揄う様な事を言ったら「調子に乗るな」と鬼の形相で怒られます。しかも、その加減はその日や人によって変わるので、だったら言わない方がマシという教えです。そういう育ち方をして来たので、私は友達との間でも冗談を言うのがヘタで、逆に冗談を言われても真面目に捉えてしまって、シラケることも多々…。面白いことを言えないコンプレックスからか、お笑い芸人を心から尊敬しています(笑)

第55話「意外な一面」

私が今まで住んできた国ではどこも順番抜かしは日常茶飯事。店員さんも主張して来た人を受け入れるという感じなので、ただ大人しく待っていても順番は回って来ません。この当時の私はまだ、それでも待っているタイプだったのですが、ユウは意外にも間髪入れず意見しに行ってました。やっぱり6年も海外生活してたらそうなるのかな〜と思ってたら、これまたお義父さんの影響?(笑) ちなみに私はインド生活を経験してから自己主張が出来る様になった(しないと生きていけなかった)んですが、同じ様に日本でハッキリ意見を言ってしまうと驚かせてしまうのでちょっと注意が必要です。

第56話「嫁姑問題勃発?」

エビが大好きなのにエビの皮を剥くのが大嫌いなユウ。自分から剥いてとは頼んで来ないのですが、放っておくと全く食べないので、痺れを切らし剥いてあげてしまう…という感じで、お義母さんと同時に剥いたエビをユウのお皿に乗せた時には本当にびっくり! 一瞬お互いに世話を押し付け合った後「甘やかしちゃうよね〜」と意気投合したらお義父さんが呆れていました(笑) ちなみにこの前のお正月に私の実家で、おせちのエビをユウが食べたそうにしているのに気付いてたけど放っておいたら、私の妹が剥いてあげてました。どこ行っても甘やかされてる…(笑)

第57話「頼りない」

不安定なのはお互い様なので気にしてないです〜とあっけらかんと言ってしまったのですが、何のフォローにもなってないですよね(笑) 以前は自分が不安定な仕事だから結婚するなら収入が安定した人の方が良いと思っていたのですが、安定した職業を選ぶ人が不安定な職業の人を好きになるはずがないと、ある時気が付きました。

第58話「婚姻届に判を」

お義母さんの「一応試し押ししてみてよ」の鶴の一声で、恐竜 on 婚姻届はギリギリ回避。名前を書いてもらう時はすごく緊張感があったのに、この後は涙を流して大笑い! ずっと「結婚怖い」と思ってたのにいちいち楽しくて、夢かドッキリ? と思わずにはいられませんでした。ところで、このエピソードを書くために調べてみたら、朱肉は消えにくい特殊な油性素材で、スタンプなどのインクは水性で消えやすいから重要書類には使わないものなんですね。赤けりゃ良いでしょと満場一致で恐竜スタンプのインクで拇印しちゃいましたが、あれって絶対水性ですよね…。まぁ、無事受理されたし、今は捺印は必須ではなくなってるし、多分大丈夫でしょう。

第59話「不安なこと」

「普通で良いよ」「普通にして」「普通こうじゃん」と言われてもまず何が普通なのかがわからない女、それが私…。先天的な部分もあるとは思いますが、長年フリーランスをして来たせいで世間の普通がわからないまま大人になって、タイ移住してさらに普通じゃなさに拍車がかかってしまった私を果たして理解して貰えるのだろうか…。ユウもだいぶ普通ではない生き方をしてるから大丈夫だろうとは思っていましたが、不安にさせないかと不安でした。うちの親にそれを言ったら「アキは普通だよ。ユキの方が変わってる」と。確かにキャラは妹の方が際立ってるけど!そこじゃない(笑) そして、お義父さんが「うちの苗字になっても良いの?大丈夫?」と聞いてくれた事が、何気なく言ったのかも知れませんが、苗字を変えたくなかった私にとっては本当に嬉しくて、新姓を名乗る時その言葉が私の心をそっと支えてくれています。

第60話「冗談?本気?」

前にもチラッと書いたのですが、うちの親には冗談が通じません。別にそこまで厳格な家というわけでもないのに何故だろうと思っていたのですが、宮崎県出身でお笑い芸人の蛙亭・岩倉さんが「宮崎にはお笑いの文化がない」と言っている記事を見て、これだ!と。一番わかりやすいのが、宮崎地方局のテレビ番組。まるでNHKです(笑) たまに近隣の県の放送を見るとテンションの違いに驚きます。そして宮崎県民の私は、やはり変にふざけない宮崎の番組の方が落ち着きます(笑)